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市庁舎跡地等検討委員会の「提言」って?

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射水市全体を4つの「地域」とし、庁舎跡地などをそれぞれの「地域の個性を生かす拠点」として利活用

 市が諮問した庁舎跡地等検討委員会が一昨年5月に庁舎跡地等の利活用について提言。20151115imizu_1その「基本方針」は次のようなものでした。

市全体を俯瞰した枠組みとして新たな4つの「地域」を提案。

(新湊地区の「北部地域」。新湊東部・下地区の「東部地域」。大門・大島地区の「西部地域」。小杉地区の「南部地域」。いずれも概略。)

その上で各庁舎跡地等は、

①庁舎の移転によって周辺地域の賑わいを絶やさないよう地域の活性化に資する利活用を行う。

②「地域の個性」を生かすための交流拠点として位置づけ、「個性」に応じた機能分担によるまちづくりを進める。

③行財政改革の観点から、周辺施設の統廃合とあわせた機能集約を進める。…としました。

合併自治体での市民一体化にとって有効。

 それぞれの地域に交流拠点を整備することで「地域内」の活力を高める。同時に、それぞれに個性を持たせることで「他の地域」の人も訪れる地域間交流の拠点ともする。様々な交流の中で市全体を活性化していこうとするものです。合併した射水市として、こうしたまちづくりの視点はきわめて重要です。

小杉庁舎については、住民が集う「若者の交流と生涯学習・生涯スポーツの拠点」を提言。

20151115imizu_2 小杉庁舎やその敷地について検討委員会は、南部地域(小杉地域)の交流拠点として活用すること、「学術機関や文化スポーツ施設などが多く、若い世代の交流人口が多い地域の個性」をいかし、「若者の交流と生涯学習・生涯スポーツの拠点」として活用することを提言していました。

「提言」は生かされたのか?

 片山学園初等科の誘致について、市当局は「検討委員会の提言の趣旨を踏まえた」と言っています。しかし、私立小学校は地域交流拠点とは異質なものです。

 

「津本ふみおレポート」№166 2015年11月15日

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