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県民の要望たずさえ、県と予算交渉

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11月16日、17日の両日、県予算要望交渉を行いました。年に2回、県内の日本共産党地方議員団から切実な要望が寄せられ、県議団が取りまとめて県に対して交渉を行うものです。

ひづめ弘子県議、高瀬あつこ党高岡市県政対策委員長(前高岡市議)をはじめ、県内各地から市議、町議、村議が参加し、二日間に渡って朝9時から夕方5時までほとんど休憩なく交渉が行われました。

要望項目の全体は、下記の通りです。

2022.11.16

富山県知事  新田八朗 様

2023年度富山県予算編成に対する要望書

日本共産党富山県委員会
委員長  上田俊彦

 日頃、県勢発展のためにご尽力されていることに感謝申し上げます。

 2023年度の県予算編成に際して、県民からの意見や要望を積極的に反映していただきたく、地域から寄せられた要望を提出いたします。ご検討のうえ、実現のために御尽力いただきますよう、お願いいたします。

【知事政策局】

1. 策定する県カーボンニュートラル戦略の2030年度目標において、2010年比45%を超える意欲的なCO₂排出削減目標を設定すること。<呉西地区>

2. 温室効果ガス排出を抑えるため、市町村とも連携し、既存公共施設については断熱対策と省エネ対策をすすめ、新築等の場合にはゼロエネルギー化を促進すること。太陽光発電用パネルを、県や市の公共施設の屋根に計画をもって設置すること。その際、環境省は2030年までに50%、40年までに100%の設置を目指し、調査費補助を計画している。これを積極的に活用し、促進すること。<呉西地区>

3. 再生可能エネルギーについて、地域の特性に合わせて推進されるよう自治体と協力して取り組むこと。小水力発電や太陽光発電用パネルを普及し、一般住宅や民間施設でも断熱・省エネ対策を進めること。太陽光パネルと合わせて蓄電池の設置や太陽熱温水器による温水の活用を図ること。<呉西地区>

4. 地球温暖化を防止するため、火力による発電を止め、再生可能エネルギーにシフトするよう北電に申し入れること。<呉西地区>

6.屋敷林の剪定枝の処理が市民の負担になっている。市は将来的にはバイオマス資源として利用する事を考えているが、技術的・財政的支援をされたい。散居景観の保全上喫緊の課題になっている。<砺波市>

7.旧蓮町県職員住宅周辺の草刈りや環境美化を徹底すること。

【危機管理局】

1. 災害避難場所に指定されている学校や、公共施設の設備を、高齢者や生活弱者が避難生活できるように整備すること。(トイレの洋式化、冷暖房、情報提供など)。

2. 近年の自然災害の発生状況からも防災に関する防災士が少ないと思われる。資格を取得するための補助制度の充実を図ること。

3. 災害級の大雪の際に「屋根の雪下ろし」などへの災害救助法適用を積極的に運用できるように市町村と連携して環境づくりを進めること。<呉西地区>

4. 原発について<呉西地区>

① 原発の新増設に反対し、「原発ゼロ」を政府に強く求めること。

② 志賀原発の再稼働を認めないこと。稼働していなくても原子力災害に備えて、30キロ圏外でも避難訓練や安定ヨウ素剤の配備などこれまで以上の防災対策をすすめること。

5. 高岡断層の調査分析を急ぎ、射水断層も含む2つの断層の被害想定を早急に策定すること。<呉西地区>

【交通政策局】

1. 並行在来線について

① 入善駅のトイレの床の段差を解消すること。西入善駅のトイレに車いすでも入れるように働きかけること。<入善町>

② 西入善駅前があいの風とやま鉄道の駐車場となっているため、車での送迎時には混雑し危険である。町は安全対策のための改良計画づくりに取り組むとしており、これを支援すること。<入善町>

③ あいの風とやま鉄道のすべての駅にエレベーターの設置とバリアフリー化を行うこと。

④ あいの風とやま鉄道越中大門駅にエレベーターを設置すること。<射水市>

⑤ あいの風とやま鉄道の新富山口駅のトイレの設置を急ぐこと。

⑥ あいの風とやま鉄道の運賃値上げを避けるため、支援を強めること。<射水市>

⑦ 高岡止まりの列車を石動まで延長運行すること。金沢方面への乗り入れを増やすこと。国による財政支援を強力に働きかけ、早急に石動駅での折り返し運転ができるようさらに努力すること。<小矢部市>

2. JR高山線の無人駅化、ダイヤ、車両等について

① JR高山線の速星駅、越中八尾駅を「無人駅化」にしないこと。

② JR西日本は、2030年度までに無人駅のトイレを順次廃止するとしている。高山線無人駅のトイレ廃止の計画は中止すること。高山線は、学生と高齢者が多く利用おり、西富山駅と無人化計画の越中八尾駅では、特に、学生の乗降が多い。高齢者は、公共交通機関を主な移動手段としている。高齢者の排せつに関する訴えは、加齢とともに増加し、気温が下がる冬場は、さらに必要に迫られる事がある。駅のトイレは、社会的インフラとして、廃止を中止すること。

③ 高山線の各駅のトイレが汚いと不評。当面、清掃の徹底と洋式化をすすめること。

④ 通学、通勤の時間帯の「越中八尾駅」止まりの列車を、笹津駅、猪谷駅まで延長すること。とくに、「越中八尾駅」止まりになっている富山駅16時26分発、18時06分発、19時11分発の1本か2本を「猪谷駅」まで延長すること。

⑤ 朝の通学、通勤時間の車両が少なく、すし詰め状態である。車両を増やすこと。

⑥ 富山駅の案内、乗り換え等の表記を県外客にもわかりやすいように改善すること。あいの風とやま鉄道では、滑川への乗り換えに迷うとの声が寄せられている。

3. 地鉄不二越上滝線の朝菜町駅の東側からのアクセス改善については、このまま手を打たなければ事故と隣り合わせの危険な状態であり、将来の市内路面電車乗り入れ計画とは切り離して、東側からも早期に安全に利用できるよう、後押しされたい。上堀駅のアクセス改善についても同様である。

【地方創生局】

1. 下水道財政のありかたに関する研究会は、高資本費対策費について抜本的見直しが必要とした。入善町では、今後償還額が毎年増加し、財政見通しは大変厳しい状況だ。町の下水道使用料は、1人暮らしと2人暮らしは県内で最も高く、安易な値上げは許されない。国に対して、早期に地域の実情に応じた支援を強化するよう求めること。<入善町>

2. 各種選挙における投票所の増設、バリアフリー化に取り組むこと。投票所が遠すぎる地域がある。ショッピングセンターや地区公民館などでの投票所、期日前投票所の設置に積極的に取り組むこと。

【経営管理部】

1. PFIについて。<射水市>

① 県内経済の域内循環と県民の声による公共サービスの提供を重視し、多少のVFMがあるとしてもPFIではなく従来方式でいくこと。

② VFMの恣意性を排除するために、事業選定時から第三者による検証を行い、算定根拠等の情報を公開すること。

2. インボイス制度の中止を求めること。

【生活環境文化部】

1. 県民会館および富山駅周辺のカラス・ムクドリ・シラサギ対策に、富山市とともに引き続き努力すること。

2. 旧近代美術館は、建物を耐震補強のうえ、県立歴史博物館としての活用を検討すること。

3. 富山湾をきれいにする会など、海岸清掃ボランティアとの連携のあり方について富山市とともに支援すること。また、行政による清掃も施行すること。

4. 生ゴミの堆肥化を推進し、ゴミ減量を図ること。プラスチックゴミの発生を抑制するために、製造段階からプラスチック類を使用しないようにし、リサイクルを推進すること。

5. 石油、小麦をはじめ物価高騰から県民の暮らしを守るために対策を強化すること。

6. 温室効果ガス排出を抑えるため、県の既存施設については断熱対策と省エネ対策をすすめ、新築や大規模改修の際にはゼロエネルギー化を標準とすること。

7. 有害鳥獣捕獲わなの設置資格取得のための講習会を、新川地区で実施すること。<朝日町>

8. サル、イノシシ、クマなど、有害鳥獣対策へ支援すること。

9. 海岸の浜周辺の美化・清掃活動への支援を強化すること。台風で押し寄せた流木撤去、漁業関係の網ロープがテトラポットに絡みついていることで、サーファーや釣り客、富山湾の観光への悪影響も考えられる。<氷見市>

10. 海岸清掃のボランティア活動への補助を拡充すること。<氷見市>

11. 野焼きと焚火の境界を明確にし、燃やして処理することを全て禁じて屋敷林の保存や営農に生じている困難を解消できるよう支援すること。<砺波市>

【厚生部】

1. 公的・公立病院の統廃合は行わず、医療体制強化のために支援すること。<朝日町>

2. 地域医療構想は感染症対策を踏まえた見直しが必要であり、急性期病床の削減を中止すること。<射水市>

3. 新型コロナ対策について

① 経営が圧迫されている医療機関や介護事業者への財政支援を強化すること。

② PCR検査を希望する人が、無料で検査を受けられるようにすること。

③ 感染者の把握では、せめて市町村ごと及び年齢ごとに把握すること。

④ 安心して介護サービスを提供できるよう、事業所が必要と判断した場合のPCR検査を公費で実施できるようにすること。また、感染拡大を未然に防ぐために、定期的に介護従事者のPCR検査を公費で実施できるようにすること。

⑤ 新型コロナ感染第8波に備え、医療体制、検査体制の強化に尽力すること。<高岡市>

⑥ 新型コロナウイルスの後遺症に苦しむ人のための相談窓口を設置すること。<高岡市>

4. 朝日町の特別養護老人ホーム有磯苑は設備が老朽化し、介護士不足と相まって一部が 閉鎖されている。施設設備の改修のために支援するとともに、介護士の処遇を改善をす ること。<朝日町>

5. 入善町内の介護施設では介護職員不足により50床のベッドが稼働していない。また、施設整備もほとんど計画通りに進んでいない。介護報酬を大幅に引き上げ、職員の処遇を大きく改善し、職員確保ができるよう国に強く働きかけること。また県独自に、介護職員の生活を保障できる恒常的な処遇改善の制度を設けること。

6. 介護施設のユニット型改修や新規建設時のみならず、施設の改修、送迎車の購入など事業所の経営に支援すること。

7. 国民年金受給者が在宅で介護ができなくなった場合に、施設に入所できる仕組みを整備すること。

8. 介護事業所に必要な衛生資材を安定的に供給すること。

9. 介護職員の賃上げについては、ケアマネや病院勤務の介護職員にも対象を拡大し、今年10月以降の賃上げ分が利用者負担にならないようにすること。

10. 要介護1、2の高齢者を介護給付から除外する国の方針に反対すること。<高岡市>

11. 介護報酬の引き上げを国に要請すること。<高岡市>

12. 介護従事者の処遇改善が必要で、勤務実態を調査し、改善策を早急にとること。その財源として国費、県費を投入して、介護保険料のアップに連動しないようにすること。<小矢部市>

13. 65歳未満の「精神保健福祉手帳1級」に加え「2級」も、県単重度心身障害者医療費助成制度の対象とすること。

14. 65歳~69歳の「軽度」精神障害者に、「精神保健福祉手帳3級」を加えること。

15. 65歳以上の「精神保健福祉手帳1級、2級」等(重中度障害者)が、後期高齢者医療制度に加入することを条件に、県単独医療費助成制度の対象になることを周知すること。

16. 県単独医療費助成制度の所得制限をなくすこと。また、65歳以上の重度障害者の償還払いは福祉の理念に反している。県がリーダーシップを発揮し、現物給付にすること。

17. 65歳以上で3級の重度精神障害者を医療費助成制度の対象に加えられたい。<砺波市>

18. 県の子どもの医療費無料制度適用対象の更なる引き上げを図ること。また、現物給付対象病院について石川県も含めた拡大へ、市町村と協議しながら支援すること。<呉西地区>

19. 国民健康保健料(税)の引き下げへの国の更なる財政支援を要請すること。県の財政支援を強化すること。

20. 国民健康保健料(税)の大幅引き上げにつながる統一保険料は設定しないこと。

21. 国民健康保健料(税)の子どもにかかる均等割を廃止すること。国は未就学児均等割を半額にするが、県はそれに上乗せして未就学児とともに18歳までの子どもの均等割を廃止すること。

22. 国民健康保健料(税)について、国の動きにあわせ、小矢部市が18歳までの子どもの均等割を廃止しようとすれば、2022年度は18歳までは752万円、未就学児では85万円で可能である。市独自施策として同様の措置をとった場合には国保運営都道府県化を口実に市独自施策に介入しないこと。<小矢部市>

23. 国に対して、当面、「自立支援医療」に「精神障害者保健福祉手帳1級」を所持する急性 期入院患者を対象にするよう働きかけること。

24. 放課後児童クラブや子どもの居場所づくり事業に県の財政支援を強めること。<朝日町>

25. 学童保育指導員の処遇を大幅に改善し指導員を確保できるようにすること。また、夏休みなどでは早朝保育が求められており、早朝の指導員加配のための財政支援条件を国に働きかけること。

26. 放課後児童クラブ支援員の処遇改善のため、放課後支援員キャリアアップ事業など国の補助制度の活用を市町村に働きかけること。

27. 砺波市の学童保育は地域の運営委員会への委託方式となっているが、教室や指導員の不足で、希望児童数の増加や6時までの預かり時間の延長要望に応えられなくなっている。賃金・勤務条件の大幅引き上げによって支援員を確保する等助成をされたい。<砺波市>

28. 補聴器は高額であるが、購入への支援は障害者手帳を有する高度・重度難聴者に限られている。認知症の予防と健康寿命の延伸のために、加齢性難聴者の補聴器購入に対する補助制度の創設を国に求めること。また、県独自でも補助制度をつくること。難聴に早く気付くようにするために住民健診などで聴力検査を取り入れること。

29. 公共施設に集団補聴システム(ヒアリングループなど)を整備すること。

30. 視覚障害者が盲導犬を利用している場合に、犬の医療費やエサ代の助成制度を市町村と連携して創設すること。

31. 入善町の小学校では通級指導学級で支援を受けている児童の割合が10.6%と大幅に増えており、発達障害のある子どもの数も増えていることが推測される。発達障害など心の問題のある小中学生も診療できるように、県リハビリテーション病院・子ども支援センターの医師や心理士のさらなる増員を図ること。

32. 発達障害者支援センターを医療圏ごとに設置すること。

33. 子どもから大人まで全ての障害者のリハビリ施設を呉西地区に整備すること。<砺波市>

34. 国の成年後見人制度利用促進基本計画に基づいて2021年度3月まで、各市町村で中核機関の設置、地域連携ネットワークの構築、市町村計画の策定が求められていたが、県内市町村の取り組みにはばらつきがある。遅れている自治体に支援をすること。

35. 市民後見人の育成について、市町村への支援を強化すること。

36. 県内の公立病院に、成人対象のてんかん専門医外来を開設すること。

37. こども食堂への財政支援を富山市に働きかけるとともに、月1回開催の場合にも財政支援を受けられるよう県制度の拡充を行うこと。

38. インフルエンザ予防接種の補助について、小学生は継続し、中学生にも拡大すること。来年度以降も続けること。

39. 引きこもり対策を市町村と連携して、抜本的に強化すること。とりわけ、引きこもりの若者や大人及びその家族への支援のための公的な施設、機関を設けることで、相談体制や、公的機関としての系統的な働きかけ、家族への精神的フォローができるようにすること。

40. 児童虐待の根絶へ市町村と連携して、取り組みを抜本的に強化すること。

41. 自殺対策を市町村と連携して、強化すること。

42. 緊急小口資金、総合支援資金について、引き続き制度の周知を強め、迅速な審査に努めること。

43. 災害時要援護者の個別計画策定に福祉専門職の活用を進めること。

44. 冬に向け、灯油の高騰に苦しむ市民への「福祉灯油」支援を行うこと。また、市町村を財政的にサポートすること。<氷見市>

45. 失業などにより収入減少した人への国保税、介護保険料、後期高齢者医療保険料などの減免制度を拡充すること。コロナ禍で3割減を減免の対象としたことは、その他の事情でも3割減少なら各種保険料の負担が厳しいことに変わりない。高齢で体調不良で働き続けられなくなったのに、7割減収でないと減免されないことが問題だ。前年の収入をもとに保険料額が決まるが、今年は収入が半分になっても前年の基準で保険料を年金から天引きされる。この改善が必至である。各保険者の減免救済措置の実情の調査と改善を求めるとともに、富山県後期高齢者医療保険の減免制度の改善を率先して実施するよう働きかけること。<小矢部市>

46. 高岡厚生センターのサポートセンターで、心の健康や社会復帰の相談について、相談する機会が月1回しかないので、月2回以上にするために相談員を増やすこと。<小矢部市>

47. 子どもの権利条例を制定し、すべての県民に子どもの権利を周知徹底すること。

48. 厚労省が斡旋して公立・私立保育所にニュージーランド産の脱脂粉乳を購入させているのをやめて、県内産牛乳に替えるよう働きかけること。

【商工労働部】

1. コロナ禍で減収となった飲食業者や旅館業者に財政的支援をすること。

2. 大規模小売店舗立地法にかかわって

① 大規模小売店舗立地法にもとづく店舗の新設の届け出が行われる場合、事業者の届け出文書の縦覧が、だれでも見ることができること、意見書が提出できることやその期間と方法について、住民にはほとんど知られていなかった。大型店出店に対する唯一の住民参加の手段であるので、引き続き、住民にわかりやすく周知徹底すること。

説明会の周知の方法は、新聞折り込だけでなく、町内会の回覧板で回すよう指導を徹底すること

② 法にもとづく地元説明会の開催にあたっては、大型店であるため立地町内だけではなく、影響を受ける隣接地域や、学校、PTA、自治振興会など各種住民団体に説明がないまま進行されないよう説明会の開催範囲や対象について、地域に根ざした適切な助言を行うこと。

③ 大規模小売店舗立地法には、大型店が撤退するときの要件はない。ジョーシン、ダイエー、新鮮市場など、近隣住民は、繰り返される大型店の出店と撤退で、「買いもの難  民」の声があがるなど、生活環境が翻弄されてきた。県として独自にも大型店の出店、 とくに撤退にも住民の声が届くルールを設けること。

3. コロナ禍のもとで、経営危機にある中小事業者の支援のために、事業復活支援金制度の復活・継続を国に要請をすること。<高岡市>

4. 事業所の家賃やリース代など固定費への補助の実施をすること。

5. 中小事業者の資金繰り支援のために、返済期限の変更や返済猶予について、金融機関に柔軟な対応を要請すること。

6. 大型店の影響で経営難にある商店街に対して、資金繰り、経営相談、共同事業等への支援を抜本的に強化すること。<高岡市>

7. 事業承継対策を抜本的に強化すること。

8. 空き店舗対策を市町村と連携して強化すること。

9. コロナ禍のもとで、収入減となっている女性非正規労働者への総合的支援を強化すること。

10. 燃油の安定供給を図り、急激な価格上昇を抑える対策を強化するよう国に要請すること。

11. 町工場に蓄積された技術を守り、継承する人材育成を援助すること。<高岡市>

12. 「中小企業の信用力を補完する」という信用保証理念に基づき、事業の持続的発展や事業継承など、中小事業者のニーズに対応した施策が拡充されるよう保証協会に要請すること。

13. 金融機関や保証協会の相談・コンサルティング機能が強化されるよう要請すること。

【農林水産部】

1. 県独自の農業機械や施設などへのきめ細やかな支援策を充実すること。

2. 海岸林について<新川>

園家山のマツクイムシ被害は終息しておらず、新たに報徳地内にも感染が広がっている。

① 伐倒処理に十分な予算を確保すること。必要な時は補正予算で対応すること。

② 保安林機能を維持するために、伐倒処理した所への補植を継続されたい。

3. 世界的な木材高騰で、建築関係業者や住宅購入者の負担増に対して支援制度を創設す ること。

4. 米の品質向上のために、鶏糞散布などの地力増強に支援をすること。

5. クマやサル、イノシシによる被害防止のためにも、引き続き里山再生整備事業を実施すること。

6. 芦崎と報徳の境に副離岸堤を新設するよう国に働きかけること。<入善町>

7. 黒部川のダム排砂で、漁業者は「濁水による魚類等への直接的・間接的影響調査」を求めており、排砂実施機関に調査を実施するよう働きかけること。また、国や市町村と連携し、漁獲量が回復できるよう対策を図ること。<新川>

8. 農漁業者に高騰する肥料や飼料代、燃料費への支援を継続して実施すること。

9. 富山市北部地域「古志の松原」の松くい虫被害は大量の発生はしていないが、被害木が発生している。引き続き、富山市とも協力し、被害除去と予防に万全を尽くすこと。 また植栽を引き続き促進すること。

10. 増大している放棄林がイノシシ繁殖の要因となっている。対策を急ぐこと。ペレットバイオマス燃料の活用をはかるためには森林所有者との契約が必要である。ペレットバイオマス事業者に森林所有者の情報を開示すること。

11. 農家の所得補償、価格保障によって富山県農業を育成すること。農業者誰でも対象にした富山版「戸別価格保障・所得補償制度」を創設すること。

12. 県として米価下落の影響を調査し、県内農業の継続のため必要な支援をおこなうこと。米の需給バランスをとるため、国による備蓄米買い入れを増やさせること。県としての独自の買い入れを増やし、この備蓄米を学生や低所得者への食糧支援に提供すること。ミニマムアクセス米の削減を求めること、少なくとも米の減反を目安に4割以上削減することを国に働きかけること。ミニマムアクセス米が加工用米、飼料用米にまわれば農家の他用途米、飼料米の生産が圧迫される。古米の需給にも影響が出る。国にミニマムアクセス米の廃止、削減を求めるべきである。

13. 「水田活用直接支払交付金」の見直しを中止し、減反拡大に見合う予算を確保するよう国に働きかけること。

14. 中山間地等でソーラーシェアリングを進めること。

15. ため池や用水路での事故を防止するため、実態を把握し対応策をとること。

16. 県花でもあるチューリップの生産振興のため、財政的、技術的な支援をすること。ネット栽培等の新しい体系が収穫時までの一貫したものとして、成立するよう支援すること。また新しい体系を利用しても、生産者の経営が成り立つように支援すること。<砺波市>

17. 日本政府も参加し、国連が全会一致で採択した「家族農業の10年」の取り組みを推進すること。

18. 丘の夢牧場北側(山田川沿い)がけ崩れ警戒区域の監視への取組について。 台風21号の影響により、城山中学校裏手の富崎山からのがけ崩れにより、富崎町内を流れる用水路が止まり復旧措置がなされている。がけ崩れは何度か起きており地元町内から要望も出されている。丘の夢牧場は県施設であり対応すること。<富山市婦中町>

【土木部】

1. 2級河川の小川、山合川の雑木の伐採除去をすること。<朝日町>

2. 県道田中横尾線の笹川トンネル内の歩道に柵を設けること。<朝日町>

3. 2級河川木流川の泊高校跡地東側より上流の法面の除草と土砂の浚渫を行うこと。<朝日町>

4. 県道入善朝日線のあさひ総合病院前から児童館までの歩道整備を促進すること。<朝日町>

5. 県道黒部朝日公園線の拡幅の促進を図ること。<入善町>

6. 県道北羽生入善線の椚山消防分団屯所横から東側での拡幅を促進すること。<入善町>

7. 県道舟見入膳線の舟見8区地内の側溝(舟見160番地辰尻宅向かい~愛場公民館)は、石積みのため雑草が生え、ゴミなどの対応に悩まされている。土地改良区と相談し、対策を取ること。<入善町>

8. 県道朝日宇奈月線の舟見地内の側溝の重い鉄板を、引き続き軽いグレーチングに交換すること。<入善町>

9. 県道小摺戸芦崎線の報徳・園家地内に消雪装置が未設置なので設置すること。<入善町>

10. 県道小摺戸芦崎線の8号線バイパス交差点に、地下道を整備するよう国に働きかけること。<入善町>

11. 国道や県道と、町道の交差点などに除雪による排雪がたまり交通の障害とならないよう、国道や町道の除雪との連携を密にし、一体的な除雪を進めること。

12. 入川の河口が高波で運ばれてきた土砂で度々埋まる。そのために、入川の水かさが増し、近くの水田の水が抜けにくくなり農家は困っている。抜本的な対策を検討すること。<入善町>

13. 出し平ダム・宇奈月ダムの排砂について。<新川>

連携排砂で河口から排出される土砂のほとんどが粘土やシルトからなる泥である。漁業者は石や砂は歓迎するが、大量の泥を1年間ため込んで1度に排砂することが、環境や魚介類に多大な影響を及ぼしていると訴えている。 

① 今年度の連携排砂は少雨で中止となり、来年度の排砂で2年分の土砂が排出されることになる。近年の異常気象で、将来こうしたことも繰り返されかねない。排砂実施期間を6月から8月に限定するのではなく、年間を通し一定の出水のたびに排砂を実施できるよう関係機関での合意形成に努めること。

② かつての黒部川の出水での濁りは、3日から1週間でおさまった。川が濁るのは細かなものが流れているからである。現在のように排砂時の自然流下を12時間程度で終えていたのでは、細かなものをダム湖にため込んでしまう。自然流下は濁りがおさまるまで、1週間程度(少なくても3日)続けるよう関係機関に働きかけること。

14. 八幡と横山の境及び横山と春日の境に、副離岸堤を新設するよう国に働きかけること。また、春日の離岸堤(町道春日荒又線の下)が老朽化しており、改修されるよう働きかけること。(令和元年10月の台風19号接近の際に波浪警報が出され、八幡・横山地区を中心に20人の住民が避難所に避難した。)<入善町>

15. 主要地方道黒部宇奈月線(朝日公園線)の改良は当初、新幹線「黒部宇奈月温泉駅」への重要なアクセス道路と説明を受けてきた。道路改良は若栗地区住民の悲願である。早急に道路改良の事業化を図ること。(中坪~東町間の整備)<黒部市>

16. 主要地方道黒部宇奈月線(朝日公園線)、東町交差点(米田酒店前)は変則交差点で大型車両等の交通量も多くなり大変危険である。交差点改良を行うこと。<黒部市>

17. 主要地方道黒部宇奈月線若栗西町地内(中山峰義宅前)の横断暗渠が、ゴミや雪などで詰まり溢れる。改善を図ること。<黒部市>

18. 主要地方道黒部宇奈月線若栗西町地内(村瀬義夫宅前)の横断暗渠がゴミや雪などで詰まり溢れる。改善を図ること。<黒部市>

19. 主要地方道黒部宇奈月線(背骨道路)旧8号線より新幹線駅間の4車線化を早急に図ること。<黒部市>

20. 若栗地内、黒瀬川法面の草刈りをすること。地区住民は農地の集積によって事実上農地の管理をしていない。管理者である県において行うこと。<黒部市>

21. 一般道路沓掛魚津線魚津市持光寺地内の高架下の入り口が狭く、坂道で危険である。安全に通れるように改善すること。<魚津市>

22. 県道八幡田稲荷線の豊田本町地内の路面のひび割れ補修を、順次すみやかに行うこと。豊田本町1丁目交差点から豊田東交差点までの区間の西側車線についても補修を急ぐこと。

23. 都市計画道路東岩瀬線拡幅工事の進捗をはかること。拡幅にあたっては、昨年冬の豪雪の経験をふまえ、消雪設備を残すこと。

24. 都市計画道路東岩瀬線拡幅工事にあたっては、城川原交差点付近の歩行者空間確保のため、電柱の移設などについて富山市に働きかけること。

25. あいの風とやま鉄道の「富山口駅」設置にともなう駅東側の開発で、駅西側地域への雨水などの流入量が増加しないよう、万全の対策を行うこと。今年4月にも地元住民から「嘆願書」が提出されている。

26. 県道八幡田稲荷線や都市計画道路東岩瀬線などは、日中除雪の実施や富山市との連携など、除雪体制に万全を期すこと。

27. 住友運河の遊歩道を散歩する市民から、トイレの設置を求める要望が寄せられている。検討すること。

28. 北部高校北側の元クラレ社員宿舎の保存・活用を検討すること。

29. 富山市蓮町、北部高校グランド南側の旧県有地を、一刻も早く地元のために使用できるよう裁判の解決を急ぐこと。

30. 中島閘門から上流のダイオキシン類対策を早期に完了させること。また、閘門から下流については、河川からの水の流れや海水の影響、また津波の影響などを十分考慮し、浚渫除去工法を中心に検討すること。漁業への影響回避にも万全を尽くすこと。

31. 一般県道八幡田稲荷線の跨線橋の歩行者用階段の手すりは、西側に設置されて喜ばれている。東側にも早急に設置すること。

32. 富山市高園町で町内に貸与されていた倉庫については老朽化がすすみ、町内会が撤去を要望している。すみやかに撤去すること。

33. 県道1号線の富山市古志町沿いの電柱が車道側にあり、たびたび接触事故がある。電線の埋設式または電柱の移設をすること。

34. 一般県道宮ケ谷北押川線の北押川~西押川地内の通学路の「危険箇所」について、 歩道の設置など事業を早期に実現すること。

35. 主要地方道小杉婦中線の射水市との境界線から平岡地内まで融雪設備を設置すること。

36. 一般県道宮ケ谷北押川線の山本町内の凹凸がひどい。全面再舗装ないし、当面は部分補修をすること。

37. 都市計画道路綾田北代線の工事を推進すること。

38. 富山市西岩瀬の西岩瀬公民館東側の市道沿いの竹林(富山港事務所管轄)が冬期になると、雪で道路をふさぐ状態が続いている。毎年、降雪の前に竹林を伐採すること。

39. 常願寺川の河口部の浚渫を実施すること。毎年数回、右岸(東側)の河川敷の畑が水没してしまう。河口部より約300m左岸(西側)の土砂を浚渫して、流量を変えることが必要ではないか。

40. 一級河川冷川は、今年8月の豪雨で12年ぶりに溢水し、床上・床下浸水が発生した。

① 大雨注意報発令時点で上流の常西合口用水で水門を閉めてもらっていることから、豪雨時の雨水の急激な流出を防ぐ対策が早急に求められる。上流部の国立高専など公共施設や民間施設の敷地(堀川本郷のカーマ・サンコーなどの駐車場)の地下に、大規模な雨水の貯留・浸透施設(武蔵野市参照)の整備などができないか。富山市とも共同で調査・研究し、整備に踏み出すこと。

② 冷川の整備計画では、長年、浸水被害に悩まされてきた住民の意見や要望をよく聞き、計画の内容と進捗状況について、その都度説明しながら丁寧に進めること。

③ 冷川の定期的な水草の除去や浚渫の徹底など、引き続き住民が安心できる対策を継続して行うこと。浚渫時期については、梅雨前に川底の草が繁茂し虫が発生することもあるので、現地の様子に注意を払いながら決定すること。

41. 一般県道東猪谷富山線の大町~堀川町~上袋地内の車道のアスファルトが、消雪装置のまわりを中心に剥がれているところが多くみられるので改善すること。

42. 主要地方道富山上滝立山線の車道の路面のひび割れについて、舗装の改良をすること。

43. 主要地方道富山上滝線の堀交差点以南~上堀~小杉間の歩道除雪について、ランクを引き上げ、児童生徒の通学時間までに除雪を徹底すること。

44. 県道東猪谷富山線の赤田交差点(北向き)に、右折用車線を設けること。道幅が狭いため、右折車両がいるとき、直進の後続車が進めなくなる。

45. 県道東猪谷富山線の上野地内に(東側)歩道を設け、安全な歩行空間を確保すること。

46. 下田交差点から下田バイパスへ続くアクセス道路を整備すること。

県に対して町の重点要望として出されていると思うので、早急に整備すること。<立山町>

47. 主要地方道富山立山魚津線の前沢地区の歩道を整備すること。<立山町>

48. 大日橋から地鉄バス同心口停の手前までの北側歩道は広く整備されているが、その後の約300m先までは人一人通れるぐらいに狭くなっている。大日橋から雄山高校まで自転車で通う高校生はとても多く、この区間は歩行者がいれば大変危険な場所になっている。整備順番を早急に上げること。<立山町>

49. 雄山神社前立社壇北側の立山道パークの駐車場は、多くの人に利用されている。しかし、冬期間は除雪されないので駐車場が使えず不便である。せっかくある駐車場が冬期間も使用できるように除雪すること。前回、オペレーター不足で無理と言われたが検討すること。<立山町>

50. 称名滝遊歩道において、3月に発生した落石防護柵の破損は、本格復旧工事が進められているが、完成時期は未定とのこと。補正予算をたてられたが完全復旧の見通しはどうか。また、より多くの観光客に見てもらうために電動バスを走らせる予定であったが、コロナ禍のため頓挫していると聞く。今後の見通しはどうか。<立山町>

51. 立山アルペンルートにおいて、5月2日に発生した落石によるスノーシェッドの屋根などの損傷で通行止めになり、応急復旧工事が行われ、現在は片側通行になっている。発生源である被災したスノーシェッド上部斜面にネットを設置する工事は、9月末で完成予定と聞いている。来年度中の復旧を進めるとのことだが、利便性確保のために、来年度中と言わず早期に復旧するよう急ぐこと。<立山町>

52. 主要地方道富山立山公園線東芦原地内の全線4車線化及び歩道整備について、富山市側からの4車線化整備(富立大橋は暫定2車線)が進んだことにより、企業や商業施設などの進出に寄与したが、舟橋村東芦原地内~舟橋村古海老江地内に隣接する立山町横沢地内においては、歩道整備が未だ未着手であることから、全線4車線化および歩道整備の工事着手を急ぐこと。<舟橋村>

53. 一般県道立山舟橋線古海老江地内における側溝改良については、当該地区が通学路でありながら歩道未設置区間であり、歩行者ならびに車両の通行にとって大変危険な状態である。現道横の側溝に蓋掛をし、自由勾配側溝への改修を行うこと。<舟橋村>

54. 二級河川細川の海老江地内護岸改修については、右岸は改修され、左岸は改修されていないため、左右不揃いとなっている。海老江地区は、過去に幾度も水害に見舞われているため、左岸ののり面も侵食されている。定期パトロールとあわせ、生物の生息や繁殖場にも十分配慮した護岸の改修を行うこと。<舟橋村>

55. 二級河川細川の仏生寺地内における川底の浚渫について、当該箇所では川底へ砂や泥の堆積が増えている。仏生寺地区では過去に幾度かの水害が発生。近年では平成10年~11年に発生した集中豪雨の際、京坪川との合流地点付近から溢水し、農地や住宅に被害をもたらした。県においても、ひどい個所からの対応を検討されていると思う。引き続き定期パトロールと浚渫を行うこと。<舟橋村>

56. 沖田川中流域の治水対策を早期に完成させること。<滑川市>

57. 高岡環状線の高架化工事に関連して、調整池の設置計画を明らかにすること。<高岡市>

58. 千保川の浚渫を促進すること(佐野地域)。<高岡市>

59. 老朽空き家に対する苦情が増えている。防火対策、環境保全など、市町村と連携して対策を強化すること。

60. 国、市と連携した除排雪体制に万全を期すこと。(初動体制の強化、圧雪対策、交差点の除排雪、燃費高騰をふまえた除雪作業単価の引き上げ)。

61. 温室効果ガス排出を抑えるため、一般住宅の断熱・省エネ対策を進めること。

62. 庄川河川の和田川合流部について、早期に事業化を進めること。<射水市>

63. 前田川の未整備区間の改修を進めること。<射水市>

64. 県道富山戸出小矢部線の橋下条、大門地域内は、子どもや高齢者など歩行者にとって非常に危険な状態となっている。歩道を整備すること。<射水市>

65. 県道小杉婦中線の黒河、池多地内の歩道整備を検討すること。<射水市>

66. 富山戸出小矢部線黒河(東)交差点に右折レーンを整備すること。富山方面から来て手崎・七美方面へ行く車がスムーズに右折できないことから直進車も進めず、通勤の時間帯には激しい渋滞となっている。<射水市>

67. 古沢黒河バイパスの塚越地内の交差点(塚越交差点の東)において、右折専用車線の設置を検討すること。右折しようと停車している自動車に、追突する事故が起きている。<射水市>

68. 和田川堤防の県営サイクリングロードについては、フェンスの取り換えを引き続き進めること。<射水市>

69. 小杉大門線(本田~富山高岡線)の歩道除雪については、高校生の通学時間までに完了すること。<射水市>

70. 少子化対策として、若者・子育て世帯に住宅支援(良質低家賃の公営住宅提供)を検討すること。<射水市>

71. 県営住宅について。

① 公営住宅としての役割を踏まえ、連帯保証人の入居条件をなくすこと。

② 民間アパートでは当たり前になっている風呂(太閤山の一部)、エアコン、トイレのウォシュレット化を県として整備すること。

③ 高齢による部屋移動(4階から1階へ)について、動けなくなってからの引っ越しは大変であり、元気なうちの移動を認めること。

④ 老朽化しつつある集会所を改築すること。集会所のエアコンやLED照明設置に助成を行うこと。

72. 太閤山5丁目の地盤沈下住宅跡地は利活用が困難となっている。県としても協力を検討すること。<射水市>

73. 射水市の海岸において、安心して釣りができる堤防の整備を検討すること。<射水市>

74. 新港渡船は廃止せず、維持継続すること。<射水市>

75. 富山新港東埋立地Cポンドのダイオキシン類を含むしゅんせつ土について、処理あるいは移転を検討すること。<射水市>

76. 新幹線の沿線で、国の補償対象とはならないが、騒音で悩む住民に対し県独自の支援を検討すること。<射水市>

77. 主要地方道坪野小矢部線の三郎丸・千保地内は近くに大型店もあり交通量が多いにもかかわらず、道路の幅が狭く歩道も無い区間が残されている。高齢者の徒歩による移動や、高校生の自転車による通学などに利用されている道路であり、早急に整備を完了されたい。<砺波市>

78. 利賀ダム建設について

① 庄川水系整備計画において、利賀ダムではなく効果が確実に見込める堤防整備等を優先して事業を進めるよう、政府に求めること。<射水市>

② 昨年11月の予算要望の際、利賀ダムの建設費と費用便益との便益比を訊ねました。便益比は1.2とのことでした。2008年の分析では、利賀ダムの貨幣換算した便益Bが1,699億円、費用Cが1,066億円で、B/Cは1.6としていました。2020年5月の基本計画の変更で総事業費が1,640億円となりました。便益比B/Cは1.2ですが、変更後の便益Bと費用Cはそれぞれどれだけでしょうか。<南砺市>

③ 地すべり対策費は、2020年の見直しで382億7千万円と、2008年の134億5千万円の2.8倍にも増えました。しかし、もっとも地すべりの激しかった大豆谷地区では、先の基本計画では6.5億円、ダム検証時では4億円、今回の変更で3.3億円と減少しています。地すべり面が湛水地より上部だから湛水の影響がないとしていますが、地下水位の上昇で影響を与えることや、発見されていない地すべり面があることも予測されます。あらゆる観点から十分な検討をすること。<南砺市>

④ 庄川水系河川の整備計画では、利賀ダムによる治水効果は、雄神基準点で約10cmにすぎません。ダム本体を建設しなければ、地すべり対策の必要もありません。いまからでも、ダム本体の建設を中止し、工事用道路の完成をもって終了とし、庄川本流における洪水対策として最も有効な本流河道改修に、優先的に取り組むこと。<南砺市>

79. 県道砺波小矢部線の拡幅を、国の交付金を活用するなどして、いっそう強力に促進すること。とくに危険箇所の多い金屋本江地内を促進すること。<小矢部市>

80. 東部小学校前の県道の歩道の段差解消工事をいっそう促進すること。歩道の段差解消は、福町地域のショッピングセンターで高齢者が買い物をする際のためにという要望が多い。都市計画道路整備と並行して、道路のバリアフリー化を進めること。<小矢部市>

81. 東部小学校前の融雪用井戸を完成させること。県道から市道に移管した道路の融雪装置に関しても、砂の排出清掃を県として行うこと。<小矢部市>

82. 国道471号線と千歩島線が交差する泉町交差点の改良(右折レーンの設置)を促進すること。<小矢部市>

83. 県道坪野小矢部線が東福町地内のあいの風とやま鉄道のガード下をくぐる際の鉄骨の高さ制限ガードが、建設機械を積んだ車輛に破壊されることが今年3回あった。車輛が高さ制限を超える場合に、鉄道の両側で、衝突を回避するため警報を発する装置を設置すること。<小矢部市>

84. 県道西中大滝線の正得地内に歩道を設置すること。<小矢部市>

85. 住宅ローンの返済に窮する人が急増している。返済期間の変更や返済猶予について、金融機関に柔軟な対応を要請すること。

86. 一般県道泊停車場線と一般県道泊山﨑線の五差路交差点にミラーを設置し、安全を確  保すること。<朝日町>

【出納局】

1. 受注企業の労働者の適正な賃金水準を確保するため、公契約条例を制定すること。

【企業局】

1. 宇奈月ダム湖を水源とした上水道計画は、魚津市以東の自治体にはない。関係自治体へのダム建設及び維持管理に関する負坦は一切させないこと。<新川>

2. 人口減少が進むことによる1人あたりの施設維持負担、水道料金負担の増大を抑えるため、水道施設のダウンサイジングを進めること。<呉西地区>

3. 境川ダムの未利用水の利活用を進め、関係4市の住民に負担をかけないようにすること。<呉西地区>

4. 県西部水道水の供給事業の未処分利益剰余金は、建設改良積立金を取り崩して発生したものもふくめ、資本金に組み入れることなく利益剰余金に残しておくこと。<射水市>

5. 境川ダム建設負担金(未利用水分)を上水道に上乗せしないこと。<小矢部市>

① 境川ダム上水道用水分は過剰投資である。子撫川ダムでさえその最大供給量6万立方メートルに余裕を残している。子撫川ダムをつくるときの小矢部市の水需要を日量2万5千トンと見込んでいたが、現在実際には日量5297トンである。県が見込み違いをして過剰投資した分を、現在の水道利用者に負担させるのは筋違いではないか。

② 子撫川ダムに加えて自己水源を確保している自治体もある。それでも「11万5千立方メートルについては、将来水不足が生じてもただちに対応できないことから、渇水や災害発生に対応するために必要な水源と考えている」とのことだが、その根拠を示すこと。

③ 県内最大の多目的ダム=境川ダム建設負担金(未利用水分)の抜本的解決には、洪水調節や関西電力(現在わずか4%の負担)などに応分の負担を求め、県企業局の負担を軽減すること。「県河川課で関西電力の負担割合を求めている」とのことであり、県としてこの負担割合を見直すこと。<小矢部市・氷見市>

6.富山県は地熱エネルギーの宝庫であると言われているが、県内の地熱発電に関する調査の現況と今後の見通し、方向性を明らかにすること。

【教育委員会】

1. 小中学校の給食費の無料化を国に要請すること。県としても市町村への財政支援を行うこと。

2. 学校給食費の支援に取り組むこと。<朝日町>

3. 学校給食をオーガニック(有機栽培農産物)中心にできるよう、県としても市町村と連携して取り組むこと。

4. 輸入小麦使用のパン、米粉パンから除草剤のグリホサートが検出される。学校給食用のパンや麺類には、国産小麦または県産米粉を使用すること。

5. 学校給食の地産地消を促進すること。県学校給食会でも、地元食材を使った加工品の活用拡大など、その取り組みを広げること。(例:県産大豆での味噌・醤油、県産米粉の味噌汁だんご、県内産野菜・果物の加工品、県内で水揚げした魚介類の活用など)

6. 学校給食用食材に使われている輸入農産物を減らすため、国内の産地と連携して、給食用の冷凍野菜などの開発に取り組むこと。(例:富山市の学校給食に使用されているブロッコリーはエクアドル産、グリーンアスパラはペルー産。石川県加賀市や愛知県のブロッコリー、北海道や長野県、佐賀県のグリーンアスパラガスなど国内の産地と連携して、学校給食用野菜の冷凍加工品ができないか。)

7. 子どもたちの食育推進のため、栄養教諭・栄養職員は複数校兼務ではなく、すべての学校に配置すること。

8. センター方式の学校給食が行われている小中学校にも、栄養教諭・栄養職員を配置すること。 

9. コロナ禍でアルバイト収入を失ったり、減収となったりした学生の生活支援をすること。

10. 高校生、大学生への給付型奨学金対象者のさらなる拡大を国に要求するとともに、県としても独自に給付すること。

11. 就学援助の準要保護認定にあたっては、多くの自治体で生活保護基準に一定の係数をかけて判断している。新入学児童生徒学用品費等については、入学前に申請を受け付け、支給する自治体が増加した。その認定にあたって、当該児童の年齢を5歳として認定基準額を計算する。制度の主旨から6歳として計算すべきである。県として助言すること。

12. 児童生徒と保護者、教員の相談、支援を強化するため、スクールカウンセラーを全校に専任で配置すること。そのためにも大幅に増員すること。

13. 沢スギの保全対策のため、引き続き間伐や枝打ち下刈りなどに支援すること。<入善町>

14. 他県の先行事例を参考にして、県立学校の女子トイレに、トイレットペーパーに準じて、生理用品を配置すること。

15. 県立学校の特別教室のエアコン設置について、一日も早く設置計画を完了できるよう取り組むこと。

16. 防災の観点からも、小中学校の体育館へのエアコン設置を支援すること。国に対して財政支援を要請すること。

17. 県立学校図書館司書の正規化・専門化を促進すること。蔵書の充実を図ること。

18. 子どもと教師をテストの点数による激しい競争に追い込む「全国学力テスト」を廃止するよう、国に要請すること。

19. スポーツテストが、5年生(指定されている)だけでなく、全学年で行われている傾向がある。大切な体育の授業が削減されるので止めること。

20. 感染拡大防止と対面教育を両立させる重要なツールとなる抗原検査キットを学校に必要数配布すること。

21. 不登校、引きこもり児童に対応できるフリースクール等の「居場所」事業への公的支援を強化すること。親の収入に左右されることなく、居場所の確保や学びへの保障をすること。

22. コロナ禍の児童・生徒に対するメンタル面でのサポートを市町村と連携して強化すること。

23. コロナ禍では、いっそう少人数学級の実現が求められる。小中学校ともに20人学級をめざすこと。特に正規教員を増員し、と早急に全学年を35人以下学級にすること。一日4コマの授業ができるような教員配置とすること。国が動くまで待つのではなく、県独自の取り組みで国の取り組みを促進する役割を果たすこと。<小矢部市>

24. 学校現場では少人数指導教員の加配は切実であり、35人学級の拡大により加配を減らさないようすること。

25. 臨任講師が不足し、学校に配置されない事態を急いで解決すること。そのためにも、県単独の正規教員確保に取り組むこと。

26. 教育委員会による障害者の法定雇用率を早期に達成するとともに、職場環境を整備すること。

27. 教員希望者の大幅な減少の改善策は、教員の定数増と具体的な業務削減で長時間勤務を解消するしかないが、働き方改革は機能していない。教育のデジタル化が更に現場に重荷になる部分がある。しっかりと実態を調査し、目に見える改善を講じること。

28. 部活指導員の配置数を抜本的に増やすこと。そのためにも待遇を改善すること。また、部活の地域移行の検討にあたっては、関係者の意向をふまえながら進めること。

29. 部活指導員の確保にあたって、公務員の希望者には、例えば3時から5時15分までは指導員としての仕事がその人の公務員の仕事だと認めることによって、指導員の確保を進められないか。<小矢部市>

30. 学校健診で治療が必要とされた歯列矯正の検査及び治療を健康保険適用とすること。治療費が高いため、受診をあきらめたり治療を中断せざるを得ない子どもが多い。不正咬合はむし歯、歯周病、顎関節症などをもたらす。<小矢部市>

【公安委員会・警察】

1. 県道入善朝日線のたんぽぽ薬局泊店前の交通安全を確保すること。<朝日町>

2. あいの風とやま鉄道泊駅東側の有料駐車場への入り口に、停車禁止表示をすること。<朝日町>

3. 富山環状線との変則5叉路交差点から以南の本郷町3区地内の主要地方道富山大沢野線は、「ゾーン30」に指定されているにもかかわらずスピードを出して走る車が多く、住民が危険を感じている。また「ゾーン30」の表示板が小さく認識しづらい。路面表示を増やすなど、わかりやすい表示と、スピード抑制対策を強化すること。

4. 堀川本郷から上新保地内の「ゾーン30」に指定されている区間は、交通量が多く過去に 死亡事故が起きた横断歩道もあるが、走行するドライバーに「ゾーン30」であることが わかりづらいので改善すること。

5. 一般県道東猪谷富山線の上袋地内のT字交差点(上袋バス停の南側)では事故が多発している。事故防止対策を検討すること。

6. 富山市下堀町内に大阪屋ショップが新規開店し、車の交通量が大幅に増加したことから、下堀公民館前の押しボタン信号を普通の信号機に、また大阪屋ショップ下堀店南側のT字路に新たに信号機を設置すること。

7. 岩瀬スポーツ公園南側の道路の、石崎産業の足湯施設付近に横断歩道を設置すること。

8. 小杉婦中線中老田新交差点に右折矢印信号を設置されたい。<射水市>

9. 特殊詐欺の被害が増大している。被害防止対策を抜本的に強化すること。

10. 富山市布目地内、Vドラックの北側の県道練合宮尾線(205号線)は、交通量が非常に多い。Vドラック西側にある南北の横断歩道は、倉垣小学校、和合中学校の通学路でもあり、危険である。近くの交差点に信号機があるが、押しボタン式信号機を含めて、安全対策を検討すること。

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